プログラミングF#


プログラミングF#

プログラミングF#、欲しいなーってこのブログに書いたらサンタさんがオライリーの編集の人が献本してくださいました。


F#は、
1) OOPが出来る
2) NET Frameworkが呼び出せる
3) C#VB.NETと相互運用が出来る
4) Visual Studio 2010から正式サポートされるようになった(インテリセンスが利く)
5) それでいて関数型言語としても使える
という贅沢な言語となっているようです。


プログラミングF#は、F#の開発チームの人だった人が書いているだけあって、相当細かい部分まで詳しく書いてあります。関数型言語を触ったことが無い人でもこの本を読めば理解できるように書かれています。


ところで、C#VB.NETと相互運用できるとは言っても、関数型を返すような関数をF#で書いても、C#のほうから呼び出すことはできません。C#側の関数はすべてF#側から呼び出せるはずなのですが、逆(C#からF#で書いた関数を呼び出す)は制限が結構あるようです。


あと、Visual Studio 2010ではF#をサポートしているとは言え、フォームデザイナがF#に対応していないので、フォームデザイナがどうしても使いたいのであればそのへんはC#で書いて、実際の処理をF#の関数を呼び出すというような運用になると思います。なんか不便ではあります。Visual Studioのバージョンアップに期待というところでしょうか…。


ともかく、F#は、C#VB.NETをやっている人にとっては、HaskellとかOCamlよりは、習得したときに相互運用しやすくて価値があるのではないかと思います。