使えない店員の話


先日買い物に行ったときに横柄な態度の店員がいた。客に対して横柄なのではなく、他の店員に対して横柄なのだ。仮にその店員を店員Kとしよう。


私がその店員Kに「XXXが欲しいんですけど」と言うと店員Kは、店員Aに「ほら、XXXだ。もってこい」と言い放ち、その店員Aはその関連商品が売られている棚を探しまわったのち店員Kのところに戻ってきて「場所がよくわからないんですけど」と言った。


店員Kは別の店員Bに「お前が助けてやれ」と店員BにXXXを持ってくるように指示した。
店員Bも場所がよくわからないらしくしばらく探したのちに店員Kの元に戻ってきた。


店員Kはこれに激怒して「お前ら本当に使えねぇな!」と罵声を浴びせ、店員K自らが直接そのコーナーに行ってXXXを持って私の元に戻ってきた。


私はさっそくその商品をレジで精算しようとした。私がクレジットカードを差し出すと、店員Cがクレジットカードの機械の使い方がわからないらしく、店員Kに「あのー、クレジットカードの使い方がわからないんですけど」とか言っている。店員Kは「この馬鹿野郎!俺がやるからよく見ておくんだぞ」とか言ってクレジットカードの機械をぽちぽちと押し(たぶん支払い金額を入力している)、しばらくするとその機械からぬるぬると店の控えの紙が出てきたので「ここにご署名を」とか言って私に差し出した。


そこに署名しようと思ったら値段が3万円の商品なのに0がひとつ少なくて3,000円になっているんだよ。「おいおい、一番使えないのは店員K、お前だろ!店に27,000円も損させる気か!この給料泥棒が!」と思いつつ、店員A〜Cの手前、店員Kに恥をかかせるのも良くないのかと思い、小声で「桁が」とだけ言った。店員Kはその紙を見てすぐに意味がわかったらしく、顔を赤らめながら、「し、失礼しました」と言うと、そそくさとやりなおしてくれた。