インターネットをすると人は馬鹿になる


以前、将棋のプロ棋士の畠山成幸七段が、自身のブログで「一日に50分以上ネットをすると人間性がおかしくなる。」とかなんとか書いて炎上したのは記憶に新しい。


私は畠山先生とは何度かお会いしたことがある。先生は、インターネットどころか、パソコンには疎いようでキーボード入力もままならない感じではあった。まあ、先生は何もインターネットのことはわかっちゃいないのだろうし、悪気があって発言したわけではないと思う。


「ネットをすると人間性がおかしくなる」かどうかはともかく、「ネットをすると人はどんどん馬鹿になる」とは本気で思う。


私はインターネットに使う時間が多すぎる気がする。知らない間に時間が経過している。


「催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」という気分だ。


かと言って、その時間に見合うぐらい知識が増えたわけでもないし、その時間に見合うだけ楽しかったわけでもない。文章がとても面白くて、気になって仕方のないブログはたくさんある。そういうブログを読んでいるだけで何時間も経過している。


「面白い」とは言っても、書籍化されている小説などと比べて本当に面白いかだとか読む価値があるのかだとか考えるとたぶんそうでもなくて、実際は恐ろしく時間をロスしていると思うのだが、やめられない。本格的なインターネット中毒である。


たぶん優秀で要領のいい人はインターネットなんか調べ物ぐらいにしか使わないんじゃないかな。(知らんけど)