マインドストームNXTで作る自動ページめくりブックスキャナ(2)


■ デジカメで本が撮影できるのか


以前、アングル棚を分解して、それを材料にして撮影スタンドを作り、デジカメを固定して本を撮影していた。文字を読むには十分な解像度で撮影できることがわかっている。


しかし現在市販されているほとんどのデジカメは枚数制限なしに連続撮影する場合、どうしても1回の撮影ごとに3秒程度待たされる。


左右のページを1台のデジカメで撮影するなら、6秒も待たされることになる。これは許し難い時間である。そうなるとデジカメは2台欲しい。あるいは、この3秒のラグも惜しいので場合によっては4台欲しい。でもそれは予算オーバーである。


どちらかと言うと、いま撮影用のデジカメを急いで買うのは得策ではなく、もっと高解像度で連射可能なデジカメが出てくるまで待ったほうがいいように思う。


そこで、今回の「マインドストームNXTで作る自動ページめくりブックスキャナ」は、自動でページがめくれるようになった時点で完成したものとする。


パソコンにデジカメをTWAIN接続して撮影するぐらいわけないし、ページめくりが一定の時間以内で出来る保証があるなら、デジカメをオートシャッターモードにして一定間隔ごとに撮影する設定にしておけば良いのだから。