ポアンカレ予想

ポアンカレ予想を解いた数学者
ポアンカレ予想とは「単連結な3次元閉多様体は3次元球面S 3に同相である」という位相幾何学の予想であり、宇宙の形を推測する上で重要なものである。


ほぼ100年に渡り未解決だったポアンカレ予想が解かれたという話は知っていたが、これを解いたロシア人数学者グリゴリー・ペレルマンが2006年のフィールズ賞を受賞したという話と、受賞を辞退したという話は知らなかった。


庶民感情からすればこの問題にかけられていた懸賞金の100万ドルをも辞退して、何故森のなかでキノコ狩りをして生活しているのか理解できない。賞金のことは考えないにしても、数学者にとってはフィールズ賞ノーベル賞に匹敵するほどの賞であり、それを辞退する数学者がいるだなんてことにも信じられない。


以下のNHKの番組を見れば、グリゴリー・ペレルマンの消息が少しだけわかる。と同時に、未解決の難問と格闘するのはとても孤独で強靭な精神力が必要なのだということを再認識させられる。


ただしグリゴリー・ペレルマンが賞を辞退した理由についての真相は依然不明である。この番組からはNHKっぽいドグマをそこはかとなく感じなくもないのだが。



「数学者はキノコ狩りの夢を見る〜ポアンカレ予想・100年の格闘」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1309708
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1310282
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1310655
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1310960