MS MVP SUMMIT 2007所感
サミットの詳しい内容は書いてはいけないことになっているので、簡単な感想レベルのものだけ。
今回のサミットでは、さまざまな製品の開発陣に直接質問をする貴重な機会を得ることが出来た。私が見つけたバグは、たいてい製品開発チームも熟知していて、「だけど、こうこうこういうケースがあって、問題を解決するのは簡単ではないんだよ」とか聞くとなるほどなぁ、と。
「ここの設計まずいんじゃないですか?」みたいな質問にも「確かにその部分は設計に失敗していると(個人的には)思うのだけど、その仕様をいまさら変更するには××チームの許可が必要で、××チームがうんと言わないんだ」とか聞くと、他チームと連携する開発の難しさかなぁとか、一度リリースした製品にはそれだけの責任が伴うんだな、とか私の認識が相当に甘かったことに気付かされた。要望もたくさん伝えたが、たいていは、ユーザからのfeedbackとしてそういう要望は既にあがっているようだった。
まあ、製品やほにゃらら言語の言語仕様を批判するのは簡単だし、要望だって無数に挙げることが出来るけど、その作り手側に立ってみるとそれらをすべて実現するには並々ならぬ苦労が必要なのだとわかったのは大きな収穫であった。