特許取ろうぜ!(2)

id:yaneurao:20060503の続き。


東京の某国際特許事務所にて、私は今回申請したい特許の内容を職員に口頭で説明した。説明した内容はボイスレコーダで記録され、草案を起こすのに使用されるとのことだった。


後日特許事務所から私に送られてきた草案には、技術系に詳しい事務員が手伝ったようで私が説明した内容から起こしたいくつかのフローチャートと補足用の説明図、類似特許などが記載されていた。


以前知り合いが特許申請するときに手伝ったことがあるので勝手はわかっていたが、自分が発案者になるのは初めてだったので緊張しながら丁寧に草案の内容を読み進め、間違っているところに対して修正案を書いて返信した。


思うに特許を取る目的はおおまかに以下の4つである。


1) 自社の特許を積極的に使用してもらって特許利用料で稼ぐ。
2) 競合他社が自社と同じような商品を出してこないようにするための防衛的特許。
3) 会社が特許をとるような仕事をしているのだとIR(Investor Relations)に使う。あるいは「特許出願中」などのように商品に記載することにより商品価値を高める。
4) 発明マニアで自分の発明が特許になることに喜びを感じる。


1),2),3)はよくあるパターンだ。4)も最近増えている。もちろん、4)はお金になんかならない。今回、特許事務所に支払ったお金は事務手数料もろもろ込みで70万程度だった。ぶっちゃけお金の無駄である。特許でひと儲けなんて素人には不可能である。やめとけやめとけ!(`ω´)