クローン携帯(5)

次にパソコン側から通信するために簡単な通信プログラムを書く。ピンアサインはわかっているのだからVcc-GND間に5Vの電圧を印加して、Clockパルスを送りながらData I/Oのところをread/writeするだけである。FOMAカードはたいして電気を食うわけではないので、この電源は、プリンタポートから直接とれば良いだろう。


私はノーパソで作業をすることが多く、プリンタポートはついておらず、USB-IOを愛用している。ちなみにUSB-IOをC#から使うためのヘッダは私が以前用意した。(id:yaneurao:20041109)


SIMカードに対するコマンドはISO/IEC 7816で定義されている。これを用いてやりとりをする。SIMに対してコマンド列を送る機能と返ってきたリザルトを表示する機能とを用意する。


まあ、そんなわけでそこまでは(ハードに慣れた人なら)1,2時間あれば出来るだろう。面白いのはここからだ。

(つづく)