Ragnarok廃人伝説(12)

しかし、2003年2月28日に私のサブ垢がBANされる。このアカウントは露店専用の商人キャラしか居ない。この露店は、その前の週に高額レアであるヒールクリップを2個販売していた。


おそらくそれを買ったのが、zeny dupeなり何なりしたcheaterなのだろうけども、このことは私のなかで「露店で高額レアを販売するだけで垢BANされる」ことの証明となった。


また、ガンホー自身は、高額レアのゲーム内の相場を一切把握していない。Ragnarokの世界でほとんどの高額レアの価格が2Mzを越えていたにも関わらず、露店では2Mzまでしか販売できなかった。のちに露店では10Mzまで販売できるようになったが、そのときに超高額レアはすでに100Mz台を突破しており、10Mzでは桁がふたつ足りない。


また、ヒールクリップは当時8Mz程度が相場だったので、ガンホー的には「そんな高額レアがあること自体がおかしい」と考えており、大きなzenyの移動に対してDBを調べ、まとめてBANしただけだということは想像に難くない。


cheaterが二束三文のアイテムを10Mzで自分の露店に並べ、それを購入することで別キャラにzenyの移動をさせる手口は以前からあったが、ヒールクリップが8Mzというのは、当時の市場価格的に見ても妥当な圏内で、その売買が不正だと扱われること自体がガンホーの調査能力のなさ、判断能力のなさを意味していた。(つづく)