ダ・ヴィンチコード

ダ・ヴィンチコード」の映画見てきた。


小説のほうから忠実に映画化されているので、映画を見ただけでわからない部分は小説を読んで補ったほうが良いだろう。また後半はやや小説とは違う展開になっている。小説にあった謎解き部分は、映画では一瞬で解かれていて完全に肩透かしだ。この映画は、小説版の“挿絵”ぐらいの気持ちで見るべきだろう。


以下、ネタバレ含む。


ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)
ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)
ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

ダ・ヴィンチコード」は、ひとことで言えば、神格化されたキリストが実際は、神ではなく人であることを証明するために旅する物語だ。それゆえか、無神論者の私が見てもあまりピンとこない。「キリストは神だ」と思っている人が見ればそれなりにスリリングな展開なのかも知れないが。


またこの映画は、世間ではあまり評判がよろしくないようだ。原作を読んでいないと内容が理解できないところが多々あるので仕方ないという意味もあるが、上記のようにキリスト教に多少なりとも思い入れがないと感情移入するのは難しい気もする。