ちょ、、ちょっと、幻想を抱かないでよね!(5)


どちらにせよ、うちの会社は世間的に見れば零細企業だし、社員全員が高い技術力を持っているわけでもない。特に、彼(pmoky)が働いていたころは、こちらから支払う報酬分だけ稼げるかどうかも怪しい人たちで構成されていた。そのころの事情は「人は皆、bit列の前に平等である」(id:yaneurao:20051004)にもある。


私が、「(有)やねう企画は楽園だった」(id:yaneurao:20051225)のような文章を書くから読者に余計な幻想を抱かせるのかも知れない。もちろん、見る人が見ればその直前のエントリである「100人の村は楽園だった」(id:yaneurao:20051222)の単なるパロディだとわかりそうなものだけども、この内容を本気にする人が少なからずいるというのは、あまり好ましい状況ではないだろう。


「やねう企画はスーパープログラマ集団ではない!」(id:yaneurao:20050415)のようなエントリを書いたことがあるのでわかっている人はわかっているのだろうが、それでもそのエントリで掲げた例が、ビット演算に慣れていない人にとっては難しかったようで、そのコメント欄にあるように挑戦した人たちが次々と惨敗していく状況というのは、結果的に『「やねう企画はスーパープログラマ集団ではない!」こともない』のように二重否定で読者に捉えられるのも致し方ないのかも知れない。


彼(pmoky)は次のように書いている。*1


やねう企画のネット上での評判を上げていけば、そのうち騙されて本当のスーパープログラマが入ってきてくれるかもしれない。そうすれば俺の目的が達成される。そう思って書いていたんだけど今思うと狂っている。


彼の言葉を借りるなら、その行為は二つの意味で“狂っている”。ひとつは、そうやって「騙されて本当のスーパープログラマが入ってきてくれる」と騙して入社させようとしていることだが、もう一つは、そうやって騙されてやってきた人というのは、会社にとっても迷惑な存在だという視点が欠落しているということだ。


雇う側としては実態とあまりにかけ離れたイメージを持っている人に来て欲しくないのだ。突然「辞める」と言いだすような人を雇うと会社的に大きな損害が出かねない。それは、どこの会社でも同じだろう。この点については、彼がうちの会社を辞めた当時、彼自身も「急に辞めると言い出して、会社的にもかなりな損害にもかかわらず」(id:pmoky:20051227)とは書いているが、いまだ、彼はそのことが実感できていないのかも知れない。


また、彼は次のようにも書いている。*2


>通りすがりさん
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/comment?date=20060513#c
のコメント欄を見てください。
信者の群れです。
この中に第二、第三のpmokyは必ず居ます。

私だって「第二、第三のpmoky」には来て欲しくない。というか、来るな!(`ω´)

(つづく)

*1:id:pmoky:20060510

*2:リンクは、これが書かれた日に参照していたエントリに変更させてもらった