C++ In Depthシリーズ
以前、C++言語関連の名著を10冊紹介した(id:yaneurao:20050514)が、「C++ In-Depth Series」には良書が多い。(「Modern C++ Design」等も、このシリーズだ) 今回は、前回とりあげていなかった本を紹介しておく。
「C++ネットワークプログラミング―ネットワークアプリケーション設計に役立つACEとデザインパターン」
これは、確か、稲葉さんのboost本(ASIN:4798007862)でも紹介されていたけれど、ACEというネットワーク/スレッドライブラリの解説本である。ACEは非常に洗練されたミドルウェアであり、boostの弱いところを補ってくれる。残念なことにこの本は在庫切れでアマゾンではプレミア価格になっている。書店で見つけたらいまのうちに購入しておくべし。
上で紹介したACE本の原書とその続編。それから、その関連書籍である「The Ace Programmer's Guide: Practical Design Patterns for Network and Systems Programming」
この3冊、英語が苦でなければ是非セットでどうぞ。
それから、今日の日記のコメントでPOSA本(「Pattern-Oriented Software Architecture」)の1,2も紹介しなちゃいと言われたので紹介しておく。確か、2がネットワークの(マルチスレッドの)デザインパターンのような内容だったと思う。
英語の苦手な人には結城先生の「Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編」をお勧めしておく。この本は、マルチスレッドプログラミングをやる人にとっての必読書と言えるだろう。
「C++ Coding Standards―101のルール、ガイドライン、ベストプラクティス」
この本は、Effective C++よりいくぶん易しい。
「Accelerated C++―効率的なプログラミングのための新しい定跡」
この本も難度的には、上の「C++ Coding Standards」と同じぐらい。
.NETも2.0になって、C++を使う機会も減るのかなぁと思っていたが、社内ではC++を使わないといけない開発案件が依然としてある。やはり、あと数年はC++から逃れられないようだ。そんなわけで、ものども、C++も勉強しなチャイ!(`ω´)