我は知を探求する者なり!(5)

前回の日記で、暗号を解読できた人が多数居たことからもわかるように、そこで用いられていたのは、わかりやすすぎる方式の暗号だった。


解読する難しさより、むしろ、これが暗号であり、そこに何かしらの意味が隠されていることに気づくほうが難しいぐらいだろう。


そうだ。暗号の最後についていた数字は、ズバリcheck sumだった。「check sum」は、古くはROMチェックに使われたチェック用の数字のことで、最近ではsum(合計)を用いずにCRC16とかCRC32とかMD5とかを使うことのほうが多いぐらいだ。


それらも慣習により「check sum」と呼ぶこともある。私はsum(合計)ではないから「check digit」とでも呼ぶべきだと思うのだが、ゲームラボのライターのImaha486さん(http://hp.vector.co.jp/authors/VA018359/)には、『改造コード関連だとどんなルーチン使っていても 「チェックサム」で統一されてるようですなぁ 』と言われた。


確かに、「check digit」と言っても通用しないだろうし、まして、「check CRC32」とか「チェック32bit巡回冗長検査方式」だととても相手に伝わるとは思えない。(つづく)