いきいき本

サイン入りいきいき本げっと!


ときどきプログラマのblogで上司の悪口や会社への愚痴を延々と書いている人が居る。そういう人は、たいてい優れた技術力を持っている。しかし、いかんせん心がどこか貧しい。その人は問題解決能力が飛びぬけて高いから、他人の欠点がやたら目につくのかも知れない。しかし、そんなことをblogで愚痴っているうちは、決して人の上に立つことなんて出来やしない。たいていは平社員で、会社への帰属意識に乏しく、職を転々としている。あるいは、長期間、neetを続けていたりする。そういう人はあなたのまわりに居ないだろうか?


いきいきする仕事とやる気のつくり方―幸せなITパーソンになるための

先日、はぶあきひろさん(id:habuakihiro)にお会いしたときに「いきいき本」をいただいた。この本の内容をひとことで言えば、いい会社、すなわち、そこで働く者がみな幸せになれるような会社を作るには、どうしていけばいいのかが書かれている。経営者の私が読んでも参考になるが、どちらかと言えば、現場で働く人たちに是非読んで欲しいと思う。


特に、技術はあるのに平社員で、「会社のために働いてもシャーナイやん?」とか思いながら上司の悪口や会社への愚痴を延々とこぼしている人たちにも強く強くお勧めしたい!(`ω´)


この本の前半は個人のやる気を作る話。後半は組織(会社)のやる気を作る話。後半から一部引用してお見せしよう。



のび太くんは「タケコプターください」とは言っていないのです。
「空を自由に飛びたい」と言っているだけです。毎回そうです。
「こんなことで困っている」「あんなことがしたい」というニーズや
要望を言うだけです。稀に道具を指名することもありますが、それは
本当にレアケースです。

つまり、ドラえもんは「ちゃんと欲しい商品を言ってください!」などと
お客様に言うことはないのです。これぞまさにプロフェッショナルといえる
のではないでしょうか。これ、真面目にお話しています。同じことを自分の
仕事でできますか? 上司に対して「ちゃんと指示をしてください」とか、
システム開発の要件定義で「ちゃんと要件を出してください」とか、言って
るのではないでしょうか。

いいこと言うなぁと思う。誰だって最初はみんなそうなんだ。「ちゃんと指示をしてください」だとか「ちゃんと要件を出してください」と言う時期がある。でも、その段階をクリアして、初めてお客様に喜んでいただける仕事が出来るようになるのだ。