プログラミング名著100選(1)
プログラミングの書籍のなかから、100冊を選りすぐってみたい。
まずはC/C++言語系。
「Effective C++」「More Effective C++」「Effective STL」この3冊は外せないだろう。持ってなければモグリだ。(「Effective C++」「More Effective C++」は、原著第3版が出たのでリンク差し替えた。)
「Modern C++ Design」に関しては、どうせ使えもしない(?)lokiの解説がてらtemplateの解説をしてあるだけなので、いまであれば、boostのtemplate解説本である「C++ Template Metaprogramming」のほうがいいような気もするが、これまだ邦訳されてないので英語の苦手な人は「Modern C++ Design」以外の選択肢は無い。
あと例外安全について書いてある本として「Exceptional C++」「More Exceptional C++」このへんは定番だろう。ただ、後者は洋書だし、「Exceptional C++」でおなかいっぱいになった人にはお勧めしない。ここまで専門的なC++の知識が要求されるのは、コードを書いている人のなかでもほんの一握りの人だけで、さらに言えば今後C++言語から他の言語に移行したときにその知識が活かせるとはとても思えないからだ。
あと、上で紹介したなかで一番簡単だと思われる「Effective C++」を読んでも何のことだかさっぱりというC/C++入門者向けにいくつか本を紹介するべきだと思うのだが、そのへんは持ち合わせている知識に個人差があるので、これさえ読めば完璧という本は無い。初心者が買っておいてまず損はないと思われる「プログラミング言語C」「プログラミング言語C++」を一応紹介しておくが、これすら初心者にとっては難しいと思う。(だもんでお勧めはしない) むしろ、C言語の入門記事はインターネットを探せばいくらでも見つかるので、買ったとしても、しばらくはこの2冊を辞書代わりに使いながら、そういったページを読んでいくほうが勉強になると思う。
ある程度素養があるならC++の入門用にはこちらのほうがいいかも知れない。C++のFAQ(頻繁にされる質問集)だ。誰もがつまずくところを書いてあるので、C++の理解の足がかりにすると良いだろう。
とりあえず、C/C++言語についてはこんなところ。(つづく)