プログラミング名著100選(1)


プログラミングの書籍のなかから、100冊を選りすぐってみたい。


まずはC/C++言語系。

Effective C++ 原著第3版 (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTING SERIES)
新訂版 More Effective C++ (AddisonーWesley professional co)
Effective STL―STLを効果的に使いこなす50の鉄則




「Effective C++」「More Effective C++」「Effective STL」この3冊は外せないだろう。持ってなければモグリだ。(「Effective C++」「More Effective C++」は、原著第3版が出たのでリンク差し替えた。)







Modern C++ Design―ジェネリック・プログラミングおよびデザイン・パターンを利用するための究極のテンプレート活用術 (C++ In‐Depth Series)
C++ Template Metaprogramming: Concepts, Tools, and Techniques from Boost and Beyond (C++ In-Depth Series)


「Modern C++ Design」に関しては、どうせ使えもしない(?)lokiの解説がてらtemplateの解説をしてあるだけなので、いまであれば、boostのtemplate解説本である「C++ Template Metaprogramming」のほうがいいような気もするが、これまだ邦訳されてないので英語の苦手な人は「Modern C++ Design」以外の選択肢は無い。





Exceptional C++―47のクイズ形式によるプログラム問題と解法 (C++ in‐Depth Series)
More Exceptional C++: 40 New Engineering Puzzles, Programming Problems, and Solutions (Addison-Wesley C++ In-Depth)


あと例外安全について書いてある本として「Exceptional C++」「More Exceptional C++」このへんは定番だろう。ただ、後者は洋書だし、「Exceptional C++」でおなかいっぱいになった人にはお勧めしない。ここまで専門的なC++の知識が要求されるのは、コードを書いている人のなかでもほんの一握りの人だけで、さらに言えば今後C++言語から他の言語に移行したときにその知識が活かせるとはとても思えないからだ。



プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠
プログラミング言語C++ (アスキーアジソンウェスレイシリーズ―Ascii Addison Wesley programming series)


あと、上で紹介したなかで一番簡単だと思われる「Effective C++」を読んでも何のことだかさっぱりというC/C++入門者向けにいくつか本を紹介するべきだと思うのだが、そのへんは持ち合わせている知識に個人差があるので、これさえ読めば完璧という本は無い。初心者が買っておいてまず損はないと思われる「プログラミング言語C」「プログラミング言語C++」を一応紹介しておくが、これすら初心者にとっては難しいと思う。(だもんでお勧めはしない) むしろ、C言語の入門記事はインターネットを探せばいくらでも見つかるので、買ったとしても、しばらくはこの2冊を辞書代わりに使いながら、そういったページを読んでいくほうが勉強になると思う。



C++ FAQ 第2版 - C++プログラミングをきわめるためのQ&A集



ある程度素養があるならC++の入門用にはこちらのほうがいいかも知れない。C++のFAQ(頻繁にされる質問集)だ。誰もがつまずくところを書いてあるので、C++の理解の足がかりにすると良いだろう。


とりあえず、C/C++言語についてはこんなところ。(つづく)