あの本どうなったの?(1)

いろいろ問い合わせを受けるのだけど、ひとつひとつ返答するのが面倒なのでここで書いていきたい。


・『WindowsプロフェッショナルゲームプログラミングFinal』


先週、大阪のソフマップの書籍係の人からメールがあって、『Windowsプロフェッショナルゲームプログラミング1』を猛烈に増刷して欲しいとのことだった。「これ、ホンマにソフマップの人なんかいな?」と思って電話で確認したら、ホンマにホンマだった。でも私がいくら増刷したくても出版社の営業の人が首を縦に振らないことにはナァ。(´ω`)


そんなわけで、出版社の編集担当と相談したら、Finalを出すときについでに1,2を増刷するか?ということだった。ならば、早くFinalを出さねばならないのだが、事情はそう単純でもないのだ。


Finalでは、YaneSDK.NETのネタを中心に書こうと思っている。C# + OpenGL + SDLで、Windows/Linux/MacOSで動くように設計している。OpenGLを使って二次元系の描画を行なうので、αブレンドをやら拡大縮小をしまくってもまともなビデオカードならば秒間300フレームぐらい出る。ともかく凄いのだ。


しかし、そこで問題となってくるのが開発環境である。VS2003とVS2005(C#2.0)とでは大幅変更されているのである。正直言って、C#2.0をひとたび触ってから、以前のC#で開発しようという気にはとてもなれない。YaneSDK.NETも当然C#2.0に照準を合わせて開発している。そうなると、VS2005の発売時期が今年の年末だとか噂されているので、それ以前に書籍を出しても空振り模様になりかねない。よってFinalを出すとすれば、今年の年末商戦のころになってしまう。(つづく)