望むような未来は決してこない(2)

未来来てねージャン!!


父 「未来、来てねージャン!ぜんぜん違うジャン!!なんだよこの21世紀!車浮いてねージャン!何タイヤで走ってんの?ビル普通ジャン!もっと京都タワーみたいなのいっぱいアレヨー!!テレビ画面空中にビュイーンって出ろよ!お手伝いロボいねージャン!なにお前は、ボンカレー温めようとしてんの?一瞬で出ろよ!専用の機械からよ!カレーライス。ワ・カ・リ・マ・シ・タ。シュイーン・ミーって出ろよ!ほんで蛍光灯のヒモ垂らしてんじゃねーヨ!!画面全体がボワっと光れよ!!ほんでこのへん(息子のコメカミを指して)にケーブルつなぐ穴とかねーじゃん。なんだよ!俺はなんのために寝てたんだよ!!アトムいねージャン!!」
息子「..ボクならここにいるよ」
父 「鉄腕アトムだよ!!心優しい科学の子だよ!!2003年には産まれるんだよ!おなか開けろよ!なぁ、お前はホントはアトムなんだろ?10万馬力なんだろ?飛べよ!!飛んでくれよ!!」
息子「ごめんお父さん。ボク、飛べない..」
父 「!! ..21世紀なんてこんなもんだったのか..」


このあとも話は続くのだが、そのへんは見てのお楽しみってことで紹介はここまでにしておく。(つづく)