美咲ちゃん増刷

そんなわけで、美咲ちゃん(ISBN:4798008532)が二度目の増刷だ。知らない間に第三刷。


私の処女作、「Windowsプロフェッショナルゲームプログラミング」のほうは、「もう本なんか今後出すことないだろうから適当に書いとけ」とか思って、書いて、増刷1回。


そのあと、その続編の「2」ほうは、こんなに売れるならと、気合十分で渾身の力を振り絞って書いたら、初版すらいまだハケない。


そして、今回の美咲ちゃん。もともと、「2」を書いているときに、締め切り間近で「こんなん書きたいんですけど」とか、現実逃避ムードで出版社の担当に話したネタだ。


「美咲ちゃん」って言う名前は、この担当が勝手につけた。なんでも、2003年に誕生した女の子の名前のうち一番多かった名前だそうだ。マジカルオープンのマジカルっていうのも、この担当が勝手につけた。企画案では各章が12宮に分かれていて魔女っ子ものの聖闘士星矢と言う感じだった。主人公の女の子が魔法で変身して、プロテクト魔人たちと戦うミラクルファンタジーになる予定だった。


締め切り間際になってから書き始めたものの、2,3ページ書いてみたところ、ゼンゼン筆が進まない。仕方ないので書きやすいように好きにやらせてもらった。


「もう、本の売り上げなんかどうでもいいや、どうせお小遣い程度にしかならないし」とか思いながら、ローテンションでスタートし、ずるずるときて締め切り日前日に80ページ近くも書くという、とんでもない快挙(?)をしでかした。


本のタイトルは「お茶の間の奥様にお勧め!すぐ出来る3分間クラッキング」とか「クラッキングのレシピ A to Z」とか「猫にはわからないクラッキング」とかにしようと思っていた。担当に話したら「企画案の段階なら変更できたんですけどね〜」と知らん顔。もうその時点で「この本、だめぽ」と思った。


これが知らぬ間に第三刷..。世のなか間違ってる..。どうして私が頑張ると物事が空回りして、私が頑張らないと、かくのごとく物事がうまくいくのだろうか。