ゼログラ(3)

id:ryokoの画像処理本がそろそろ佳境を迎えている。どんなこと書いてんのかな〜と見せてもらったのが先週の話。何というか、四字熟語で言うと「五 里 霧 中」な感じだった。


手っ取り早く言うと、本を書くにはid:ryokoは技術者としても文章力の面でも時期尚早だという感じだった。まあ、そうは言っても誰でも最初からそんなうまく書けるわけでもないし、脱稿直前になってそんなことをいまさら言っても始まらない。


私も出版社に紹介した手前、あまりにひどい内容だとマズイというか..少し責任を感じたりもして、気になって気になって寝れないのでレビューを事細かに書いてryokoにメールした。


レビューの内容は主に、誤字脱字、用語の不一致、文体の不一致、主語不明確、目的語不明瞭なところとソースをある程度チェックしたものだ。本当は時間があれば内容もこう変えたほうがいいとかそういう提案をしたいのだけど、もういまさら書き直し的なものは間に合わないので最低限、本にして恥ずかしくないシロモノにするようにアドバイスしたつもりだ。


しかし、うまく伝わっている自信がないし、ryokoがうまく書き直してくれる確信もない。私が書き直していいなら話は簡単なのだが、そうするわけにもいかない。私の力ではどうしようもない。ややもするとryokoはありがた迷惑と言った感じなのかも知れない。


こういうとき、私はいつも凄くやるせない気持ちになる。
あの、厚いガラスに隔てられた少女のことを思い出しながら...。