第14回世界コンピュータ将棋選手権(1)

5月2日〜5月4日にかけて第14回世界コンピュータ将棋選手権が行なわれていた。


本戦の結果は以下のような感じだ。


1位.YSS(商品名:AI将棋)
2位.激指
3位.IS将棋(商品名:東大将棋)
4位.KCC将棋(商品名:銀星将棋)
5位.柿木将棋
6位.永世名人
7位.TACOS
8位.金沢将棋


7位のTACOS*1を除けばすべて商品化されている。


コンピュータ将棋の売り上げは、その年に優勝したソフトが一人勝ちするような構図が毎年続いている。そりゃ同じ値段を出して買うなら、強いほうがいい、誰しもそう思うからだ。しかしながら、この大会で勝ったソフトが強いとは限らないのだ。(つづく)

*1:TACOSは静岡大学飯田研究室(プロ棋士の飯田六段はここの助教授である)によるもの。TACOSは、激指と同じく実現確率の高そうな局面を優先して読むように変更したことによって今回、劇的に強くなったダークホース的な存在である。