第三回電王戦が終わりました


Ponanzaの対局が終わるまで、私は隣の部屋でCSAの山田さん、瀧澤会長やアマ強豪の古作さん、量子将棋の人とかHEROZの林社長など超豪華メンバーと局面を検討していたのだが、終局するころには、私は暑くて眠くて人がいっぱいで立って移動できないので水なくて脱水症状ぎみになってて、記者会見で自分が何しゃべったかもよくわからない状態だった。眼球が痛いし、目の焦点合わないし、手の震えは止まらないし、頭くらくらした。


まあ、なんにしても電王戦、無事終わって本当に良かった。


電王トーナメントから電王戦本番まで私は当日にやねうら王がフリーズする夢を見て不安で眠れない日が続いたせいか、体重がずいぶん減ったのだが、電王戦もようやく無事終わったことだし、「これは電王戦ダイエットだったのだ」とでも思うことにしよう。いまは終わったばかりで、なかなかそんな気持ちの切り替えも難しいが…。


関係者の皆さん、将棋ファンの皆様、お疲れ様でした。


[2014/4/13 9:00] 追記。

コメント欄> 電王戦のエンディングに佐藤六段と将棋をしているシーンがあってグっときたのですが、あれはいつ撮影されたものだったのでしょうか。


3月1日に佐藤紳哉六段宅に訪問させていただいたときのものです。二枚落ちでの指導対局で、私は二歩突っ切り戦法を採用し、完勝しました。局後、佐藤紳哉六段からは「(下手には)一手の悪手もなかった」とおっしゃっていただきました。それは私にとって今回の電王戦関連のイベントのなかで一番素敵な思い出です。この思い出に支えられ私は本日までやってこれました。佐藤紳哉先生、本当にありがとうございます。


[2014/4/13 9:30] 追記。

コメント欄 > MVPの件ですが、やねさんには習甦の受賞はどのように感じたのでしょうか?


習甦の開発者の竹内さんは立ち居振る舞いが立派でしたし、また、本電王戦での習甦の指し手には美しさのようなものを感じましたので、視聴者投票による受賞は順当かなと私は思います。


[2014/4/13 21:00] 追記。

> ニコニコ超会議3で、豊島七段&YSS vs ponanza×ツツカナ×習甦、というイベントがありますが、ここにやねうら王の名前がないのはどういう事情があるのでしょう?


わかりません。まあ、旧やねうら王には深刻なバグがいくつもありますし(その局面図は私のほうからお送りして、日本将棋連盟のほうでも確認いただいてます)、そういうのがイベントの進行の妨げになるのではないかと心配で私はまた寝られない日々が続くことになりますし(笑)、そういう意味ではやねうら王が参加しないのは、私としては願ったり叶ったりなところでもあるのです。


[2014/4/13 21:05] 追記。

> 次回電王トーナメントには出場されるのでしょうか?


いまは自分でもよくわかりません。気持ちの整理がついてからまた考えます。


[2014/4/13 21:15] 追記。

> まさに抱腹絶倒!でも根っからの正直者というのが、聞いている全員に伝わったと思いますよ。


あの会見の私の発言は、長い長いと言われていたようなのでどれくらい長いのかと思って、書き起こしを読み返してみました。


第3回電王戦終了後の記者会見(書き起こし)(将棋パイナップル2.0)
http://shogi-pineapple.com/wp/?p=239


確かに長いし、あの場で言うべきことでもないような感じの話ですが、しかし私が言いたかったことは1/100も言えてないですね。


山岡「明日もう一度このブログに来て下さい。あの会見の100倍密度の濃い内容の記事を用意してお待ちしてますよ。」


[2014/4/14 8:30] 追記。

> 最新バージョンのやねうら王なら160人くらいいるプロ棋士のレベルでは上から何位くらいの位置にあると思いますか?


3月時点の新やねうら王からさらに改良が進みまして、旧やねうら王に対しては9割以上勝ち越すようになりました。旧やねうら王が仮にあるプロ棋士レベルにあるとして、あるプロ棋士に対して9割以上勝ち越すプロ棋士が一体何人いるのかという観点で考えてみる(この考え方は、ボンクラーズの伊藤さんによるもの)と、どのへんに位置しているかはわかるかと思います。(長い持ち時間になると多少人間有利になるようですが)


[2014/4/14 13:30] 追記。

> 過日50万円を何か自己の営利以外で使うみたいな内容が


やねうら王を将棋倶楽部24に参戦させるためのプログラムおよび公式サイトでその対局中の読み筋・盤面などが表示されるシステムの開発をうちの会社の社員に手伝ってもらったんですけど、その支払いがもうすでに50万円近くなんですけども…><