Ubuntu 12.04 vs Windows 8 RP


なんか流行ってるみたいなのでUbuntu 12.04をインストールしてみた。


ログインすると最初に左側にショートカットが用意されていてすぐにブラウザやOffice互換ソフトが使える。よくわかってるね!



AppStoreみたいなSoftware Centerという機能が用意されている。有料のゲームもあるようだ。



×ボタン(ウィンドウを閉じるボタン)がウィンドウの左上に配置されていて、かつアプリのショートカットは左側、メニューは上部という構成なのでアプリ起動→メニュー→閉じるのときのマウスの移動距離が少なくて済む。よく考えてあると思う。


「これがWindows 8だぜ!」と言われたら信じてしまいかねない。



それではWindows 8 RP(Release Preview)もインストールして試してみよう。



すまない。インストール直後の画面のスクリーンショットを撮るの忘れてしまった。上の画面は少しいじったあとのものだ。


「メール」というアイコンがあったのだが、クリックするとWindows LiveのIDのログイン画面が出てきたのでアイコンを消してやった。メール出すのにWindows Liveなんか関係ねーんだよ!メーラー起動せんかい!


「Maps」というアイコンがあったのだが、起動にすこぶる時間がかかり(初回のみ?)、やっと起動したかと思ったらすこぶる操作性の悪い、Google Mapsよりすごく遅い使い勝手の悪い地図が出てきた。そんな独自地図いらんのだよ!ブラウザでGoogle Maps開いてくれたほうがよっぽど嬉しいんだよ!もちろん亜光速でアイコン消してやった。


「メッセージング」というアイコンがあったのだが、Windows LiveのIDのログイン画面が出てきたのでこれまたアイコンを消してやった。ログインしてなくても起動ぐらいせんかい!どうやら、Windows Live Messengerのような機能なのだが、それならSkypeで間に合ってる。そんなWindows 8を使ってるユーザーとしかコンタクトの出来ない機能いらんわい!


気を取りなおして「ニュース」アイコンを押そう。



アプリ起動中のアイコン。5秒〜10秒待たされる。せめてまずはニュースの一部でも表示されて欲しいと思うのだが…。



BINGニュースらしい。画面下に注目。スライダーがあってこれをずーっと右側にスライドさせていかないと全文読めない。超超超横長のディスプレイを想定しているのか?んな阿呆な…。




スライダーをドラッグして動かさなくともマウスホイールを回すと画面の右側が見れるようだ。
しかし一昔前に流行った、個人が趣味で作っている自動生成系のマッシュアップサイト並のクオリティだ。こんなもの見るぐらいなら、ブラウザでYahooニュースでも開いてくれたほうが遥かに読みやすくて嬉しいのだが…。



気を取りなおして「天気」をクリックしてみよう。住所を設定しておくとその住所の天気がいつでも見れるようだ。



一画面に収まってすらいない。もうちょっとそのスクロールせずにぱっと見れるようにしようとか思わなかったのだろうか…。仕方ないのでホイールを回して右側にスクロールさせると…。



おやおや何か出てきたぞ。なんだよこれ。株価のチャートか!



表の見方すらわからない。下に表示されている数字の単位が何かもわからない。(ちなみに今日は6月20日だからこの数字は日付を意味するものではないようだ) やばいな、この天気情報。何の参考にもならない。Yahoo天気のほうが100倍マシ。いらない機能つけなくていいんで、ブラウザでYahoo天気が開くようにしてくださいよ、マジで。



お次は「ビデオ」をクリックしてみよう。



今度は画面が見れたぞ、よしよし。



画像をクリックするとそのビデオの紹介文が表示される。すまないが、この説明でこの映画を借りたいとは思わないんだけど。なんでこんなに文章ひどいの?機械翻訳なの?


ちなみに「レンタル」アイコンをクリックすると…。



Windows LiveのIDでサインイン画面が出てくる。まあ、これは仕方ないとして…なんだ、その…この「ビデオ」の機能だけどブラウザでツタヤのサイトでも開いてくれたほうがよっぽどありがたいんだけど。



気を取りなおして、「カメラ」アイコンを押してみよう。



カメラが繋がってないとこのような画面になります…。



「ミュージック」アイコンを押してみよう。



この画面はヤバいな…ショボ過ぎてこれで音楽を聴く気になれないのだが…。iTunesが立ち上がってくれたほうが遥かに嬉しい。



今度は「スポーツ」アイコンをクリック。



アプリの起動で5秒〜10秒待たされて…表示されたのが…



また超超超横長のレイアウト。文字の右端がちょんぎれていてスクロールしないと読めません。いい加減にしろ!


ブラウザでYahoo!スポーツでも開いてくれたほうがよっぽど嬉しいし、そもそもスポーツなんか興味ないからWindows 8ログイン直後のアプリ画面に出てこなくていいんだよ。こんなの表示するスペースがあるならコントロールパネルとかシャットダウンさせるボタンとかを最初から配置しておいてくれ。



お次は「トラベル」アイコン。



例によって5秒〜10秒待たされる。このくるくる回る白いボールみたいなのがイライラを助長させる。



BINGトラベルが表示された!例によって右側にずーっとスクロールさせないと見れません。




「おすすめの目的地」が表示される。何をどういう根拠でお勧めされているのかすらわからん。たぶん全員に同じものをお勧めしているのだろう。こんなものなら、ブラウザでYahoo!トラベルを開いてくれたほうが100万倍マシなんだが…。そもそも、そんなに旅行なんてしないからアプリのトップ画面にでかでかと表示してくれなくてよろしい。




トラベルやニュースをクリックしたからだと思うが、アプリ画面にニュース(ニュース1つだけ)とトラベル(行き先1つだけ)が表示されるようになった。これはウザイな。アイコン部分に勝手に画像が表示されるから、アイコンの形状で何のアイコンだか記憶している人には迷惑以外の何物でもないな。


あと、IEのアイコンは消してChromeをインストールしてChromeとコントロールをアプリ画面に登録した。上図のようにChromeとコントロールパネルのアイコンはすこぶる小さくしか表示されない。設定で変更も不可。なにこれ、すごく見難いです…。



そう言えば時計はどこに行ったのだろう…。カーソルを画面右下にホバーさせてみると…。



出てきたけど…時計ぐらいつねにどこかに表示してて欲しいなぁ。あと、どうせならカレンダーとかスケジューラーがあったほうが…。いや、Microsoftさんは、こんなクオリティのUIしか作れないんでしょうから、Googleカレンダーをブラウザで自分で開きます。はい。




アプリ一覧なのだが…XPSビュアーとかステップ記録ツールとか文字コード表とか一般人がめったに使わなさそうなものを同じアイコンの大きさで表示していいのだろうか。すごく邪魔なんだけど…。一般人にとって一番必要なのは「シャットダウン」「サスペンド」「コントロールパネル」ではないのだろうか。




以上、ざっとWindows 8 RPの目玉機能を調べてみました。皆さん、いかがでしたでしょうか。


「どっかの学校の学生が卒業制作で作ったUI」と言われたら私は信じてしまいそうです。こんな卒業制作出してきたら私が先生ならその生徒には単位あげませんが。ちなみに、この新しいUIはMetroと呼ぶらしいのですが、名前のとおり地下にでも潜って、決して地上に出てきて欲しくないと思いました。