なにか
思いついたことをだらだらと垂れ流すの巻。
何故今回は酩酊メソッドではないのか
何故今回は、酩酊メソッド(→ http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20070702 )を使わないのかと言うと医者から止められているからである。
名づけてドクターストップメソッドである。(笑えない)
第20回世界コンピュータ将棋選手権
第20回世界コンピュータ将棋選手権(→ http://homepage.mac.com/junichi_takada/wcsc20/ )、結果は激指チーム優勝。出先だったので、棋譜だけ追いかけてみたが、レベルが非常に高く終盤の小競り合いはNHKの将棋トーナメントを見ているより面白い。コンピュータ将棋もここまで来たんだなぁ。プロ四段ぐらいですかねぇ。
変わりゆく現代将棋
羽生さんの新刊(変わりゆく現代将棋 上 , 変わりゆく現代将棋 下 )が発売された。「将棋世界」の連載をまとめたものだ。10数年前、私はこの連載のためだけに将棋世界を買っていた。やっと書籍化されたので本当に嬉しい。 この連載は、単なる将棋の定跡という枠を超えて、ある種の思想書か学術書のように感じる。 たぶん、この本を読んでも将棋の棋力自体はほとんど上がらないのだろうけど、そんなこと関係なしに、すごく面白い。有段者の人は必携だろう。 この本がもし絶版になったら、プレミアがつくことは間違いない。 |
羽生さんと私
羽生さんが史上初の七冠王を達成したとき(1996年)、私はまだ学生で、姫路のド田舎の、最寄の駅が徒歩二時間という辺境の地で生活しており、私の部屋のテレビはアパートの二階の住人と喧嘩してアンテナを立ててもらえずに単なる邪魔な、ただでさえ狭い部屋の空間を占拠する黒い物体と化していた。
ゆえに徒歩四十分かかる一番近いコンビニに行き、そこで将棋世界を立ち読みして、そこで羽生さんが七冠を達成したことを知った。(お金がないので将棋世界は買わない) そしてウキウキしながら、牛蛙がブーンと低い声を出して鳴く田んぼ沿いのゆるやかな坂道を満天の星空を眺めながら自転車で帰った。
向こうは時の人であり、スーパースターであり、こちらは単なる路傍の石であり、牛蛙なのであった。
森山塔のこと
そのころの私はエロ漫画を相当読んだような覚えがある。文学部の友達が私にたくさん貸してくれた。それゆえ、単にセックスをしてハッピーエンドというようなストーリーよりは、もっと文学的な、よりセクシャルで、セックスをしてもハッピーエンドにならない、むしろ取り返しがつかなくなるようなそういうストーリーを彼は好んだし、そういった作品ばかりを私に貸してくれた。
なかでも森山塔(=山本直樹)はその最右翼だった。その実力を見せつけるかのように森山作品のうち「あさってDance (1)」や「BLUE」などが次々と映画化された。知り合いの女の子がアイドルになって手の届かないところに行ってしまうみたいで、私は手放しでは喜べなかった。
知らない人にこれらの作品を一言で説明するのは難しいが、アマゾンの『BLUE』のレビューから引用するとこうだ。
表題の『BLUE』を筆頭にひたすらせつなく、取り返しがつかない青年期を中心に描いた作品集
「なんだかなぁ」とこの感情をどこにもっていけばいいのかわからない、心臓を鷲掴みされたような息苦しさを感じる。
男の独占欲による支配とそれをするりと手からこぼれ落ちる女の性欲
都会への憧れと田舎での焦燥感、しかし田舎に囚われた去勢された精神どうしようもない、行き場のない閉塞的で現実的な日常が描かれた作品集
町田ひらくのこと
森山塔と並んで僕たちの心を鷲掴みにしたのは、町田ひらくだった。
こちらは知名度がいまひとつなので知らない人が多いかも知れない。
「町田ホテル (F COMICS)」のアマゾンのレビューから引用する。
エロ漫画というのはストーリーは二の次になり、まずエロシーンといったことが多く見られる。しかし町田ひらくのコミックはいつでもエロシーンがストーリーと結びついており、またエロシーンがなくては成り立たないというような物語も多い。多くの映画にまたは小説に性表現が登場するということを考えると、町田ひらくのコミックに性表現が頻発することも自然なことであるとも考えられる。
今回の「町田ホテル」では、特にその色合いが増し、直接的な性表現が登場しないストーリーさえある。また性表現自体も前述のとおりストーリーと深く結びついており決して無駄を感じさせない。
wikipediaからも引用する。
1998年10月5日付朝日新聞書評欄で「green-out」がとりあげられたが、成人向け漫画としては空前の出来事である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BA%E7%94%B0%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8F
興味のある人は是非手にとってご覧を。
人間、誰しも神になれる時期があるということについて
単なる寓話として聞いて欲しいのだけど、人間、誰しも、欲しいものが何でも手に入る時期っていうのがあるんじゃないかと思う。望むなら金だって女だって地位だって名誉だって何だって手に入る。
それらは運で獲得するものではなくて、本当に強い意志でもって、本当に強い力で渇望するわけだ。1億円欲しい!だとか、あの女、俺の女になれ!だとか。そしてそれを実現するために本当に絶え間ない努力をする。そうすれば何だって叶う。そんな時期が誰しも一生のうちに一度はあるんじゃないのかなぁ。
奥村さんのこと
私は幼稚園のころからプログラムを書いてはいるが、大学に入るまでにプログラミング関係の書籍(月刊誌を除く)をほとんど読んだ記憶がない。ひたすら逆アセンブルだけしてた気がする。
覚えているのは、中学生のときに、『Compilers』(上下巻)を読んで、高校のときに、『C言語による最新アルゴリズム事典 (ソフトウェアテクノロジー)』を買ったぐらいだ。この三冊だけがぽつんと私の本棚の一角を占有していた。森山塔のエロ漫画がひしめく本棚の片隅で。
そういう意味では、もうこの三冊は、私にとってバイブル中のバイブルなのだが、最近、その奥村晴彦さんが「本をカメラで電子化 2」(→ http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2541 )という記事のなかで、私の記事を取り上げてくださっていた。
ハードウェアについては,コメントで教えていただいた マインドストームNXTで作る自動ページめくりブックスキャナ はすばらしい。
ありがとうございます。ありがとうございます。今日から三重大学のほうには足を向けて寝ないようにします。
twitterのこと
最近、嫁がtwitterをやりだした。twitterをやりだしたのは2,3週間前の出来事だ。このブログの熱心な読者は私が「嫁」と書いても「ああ、またあの人形のことか」(→ http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20041219 )とか思ってるだろうけど、まあそれはそれとして。
その嫁のtwitterのfollower数、さっきちらっと見たら1600人を超えていた。毎日150人ずつぐらい増えているらしい。このペースなら半年後には1万ぐらいになってそうだが、これは多いのか?少ないのか?さっぱりtwitterの相場がわからん。もしかして嫁はインターネットでは有名人なのか?得体が知れない。なんなのだ・・俺の嫁は・・。
最近読んで面白かった漫画
・神のみぞ知るセカイ 1 (少年サンデーコミックス) → リアルの女の子をギャルゲーのように攻略していく話なのだが、女の子がどんな属性を持っているか推理したりして結構そこが面白いように思った。★★★★☆
・未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5)) → 携帯のメールに自分の未来の日記が届くのでその情報を手がかりに相手と戦う。例えば、自分の日記が恋人のことしか書いていない人物には、その恋人が数分後にどうなるかという情報が自分の携帯にメールで届く。すなわち、その恋人の数分後の未来の情報を利用して戦局を有利に進める必要がある。また、相手の書いている日記のタイプを推理することによって、相手の持っている情報を推測して、それを巧みに利用して戦う。★★★★★
・狼と香辛料 I (1) (電撃コミックス) → アニメの「狼と香辛料」の絵柄の良さと、アニメにはなかった描写や解説などがお気に入り。★★★★★
・よつばと! 1-9巻 セット (電 撃コミックス) → こんな子供を主人公にするとストーリーを考えるのが大変だろうに、うまく構成されている。ほのぼのとしていて、それでいてきちんと計算された笑いが好き。★★★★☆
・もやしもん(1) (イブニングKC) → 菌が肉眼で見える青年が主人公。回を重ねるごとにキャラの魅力が増す。絵柄はそれほど洗練されていないのに圧倒的なリアリティがある。★★★★☆
楽天銀行
楽天銀行になんかお金を預金したこともないのに、「お客さまの定期預金が、まもなく満期日を迎えます。」とかメールが来た。
どう見てもフィッシング詐欺なのだが、「楽天銀行」で検索すると、イーバンク銀行の名前が変わったらしい。いやー、しかし、そのページ(ドメイン)を本当に信じていいのだろうか。だって私は「イーバンク銀行」がebank.co.jpだか、e-bank.co.jpだか、そんなことは知らないし。これ巧妙なフィッシング詐欺ではなかろうか。
例えば勝手に「ソフトバンク銀行」とか言うニセのページを作って、soft-bank.co.jpとかsoftbank.co.jpに似たドメイン名を取得してそこをSEO対策して検索順位を上げておいて、スパムで「ソフトバンク銀行です!お客さまの定期預金が、まもなく満期日を迎えます。」とか送るわけだ。そうすると「ソフトバンク銀行」でみんな検索エンジンで検索して、「ああ、ジャ○ンネットバンクがソフトバンクに変わったんだ」とか理解して、IDとパスワードとか入力してしまうわけだ。
こんなことをされると結構騙される人が出るんじゃなかろうか。楽天銀行もその類か?これ考えた奴、頭いいなぁ・・と思っていたら本当にイーバンク銀行は楽天銀行に商号変更していたのでした。