タイムカプセル

幼稚園のときに埋めたタイムカプセルが出てきた。正確に言うと出てこなくてもいいのに、タイムカプセルを保管してあったその土地を売却するだとかで、勝手に持ってきて渡されたのだ。幼稚園児のころと言えば、私は母親の英才教育(?)により、早くも分数の足し算まで出来ていた。(らしい) 聞くところによると子供のころの私は数のことにしか興味を示さなかったらしく、母親が四六時中、私に算数だけを教えたせいだ。


このタイムカプセルの紙は、そのころに書いた文章だから、ひょっとすると人類の叡智がそこに凝縮されている可能性もある。ややもすれば、宇宙の真理が書かれているかも知れない。だとすれば、これは究極の文化的遺産なのだ。そんなことを考えながら興味津々で紙を開いてみると..


「オレが みらい に なりたい しごと は アロンアルファ じゃ!」


と書いてあった。凄すぎる。並の発想じゃない。アロンアルファって..あんた。
そもそも、それ職業ですらないし..。(´ω`)


この紙のことは私自身、まったく覚えがないのだが、なんというか、この時点ですでに常人の発想を遥かに超越している気がする。悪い方向に。