2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ソースコードのmodularityの低さ(4)

長々と書いてしまった。全然話しが進みやしねぇ。もう、ソースコードがコンパイラの特定のバージョンを強要するのは別にあっても構わないと思う。COMインターフェースで特定のバージョンの実装を要求するのと同じである。それが叶わないならば、コンパイラを…

ソースコードのmodularityの低さ(3)

C++の標準もどんどん進化している。それはそれで構わないのだが、古いバージョンのコンパイラ向けに書かれたコードは新しいバージョンでコンパイルできないという事態は起こりうる。そういう事態が起こったとき、プログラマは通例FDIS/ISではどちらが正しい…

ソースコードのmodularityの低さ(2)

バイナリレベルでの相互呼び出しに関しては、COMでもCORBAでも、まあ何でもいいのだが、それほど実現するのは難しくはない。これと同じことをソースレベルで行なえるかというと、そりゃもう、不可能に近い。なんでか?ソースコードが特定のコンパイラ、ある…

ソースコードのmodularityの低さ(1)

いまだに、やねうらおはC++でプログラムを書かないといけないことがある。この状態はまだしばらくの間は続くと思う。C++は、ライブラリを部品のように使うことが出来ない。namespaceを使って書けば、名前空間を形成することは出来る。それは、部品ではないの…

携帯ゲームプログラミングHells(2)

FOMAのような高速にJavaを実行できるマシンにすると携帯の単価があがる、だから今後はbrew(C/C++)を採用する、というauの方針は正しいと思う。それはともかく、brewとJavaについてもう少し技術的に突っ込んでみる。brew用のアプリにキャリア側の認証が必要な…

携帯ゲームプログラミングHells(1)

ABAさんが昨日の私の記事についてフォローしてくださったので紹介。 http://d.hatena.ne.jp/ABA/20040324#p1 BREWの問題点は、キャリアから認定されていないアプリ、いわゆる 勝手アプリが作れないことにある。これは単なるauの方針なのか、 それともJavaの…

GC付きの言語におけるゲームプログラミング(1)

GC(Garbage Collector)はオブジェクトを解放する手間が不要になる。世紀の大発明だったと言っても過言ではないだろう。しかし、それが便利なのかどうかは微妙なところだと思う。実際のところ、C#やJavaでまともな(市販レベルの)プログラムが組まれるようにな…

アマゾンのレビューに無茶苦茶書くのは勘弁してちょうだい。

アマゾンのレビュー、かなりひどいんだ。まあ、レビューを書いてる人は、その本を読まないといけない人であって、本を書いている人が先生だとすれば、生徒にあたる。つまり、生徒が先生を批評しているような形になるので、まともに内容の評価が出来るはずな…

そりゃもう、自分が天才かと思うほどわかりやすかった本!

「これならわかる応用数学教室」(ISBN:4320017382)これがわかりやすくてたまらなかった。本当は別の射影幾何学の教科書を買ったついでに、図書券が余っていたので安かった(2900円)ので衝動買いしただけだったのだが、ホントよかった。射影幾何学の本そっちの…

日本で数学者は育たない?

「日本に大数学者は居ないんじゃないか」とか書くとあちこちから怒られそうだが、遠山啓、矢野健太郎など名前は知っていてもその業績についてはいまひとつわからない。そもそも高校や大学の数学や物理の教科書に出てくる公式や定理の名前はほとんどすべて外…

形勢判断の基本事項(1)

何手先を読もうが、終盤で詰みまで読み切れる局面でない限りは、非終端ノードでの、何らかの形勢判断を行なう必要がある。この形勢判断を正しく行なうのは、意外と難しい。そもそも、絶対的に正確な形勢判断が出来るのならば、1手だけ先を読んで形勢を判断…

近未来的プログラミング(1)

D言語のテンプレート機構は、明示的なインスタンス化が必要になる代わりに、C++には出来ないようなことまで出来る。それば事実なのだが、それがいいか悪いかは別問題である。思えばJavaやC#にもGenericsが導入され、いよいよ本格的に足並みをそろえた感もあ…

記事書いたっすよ!

今日発売の「Software Design」誌に11ページもD言語の記事を書いた。はっきり言って書きすぎである。ここ半年間はD言語の先見性に惹かれ、毎日いろいろといじってみる日々であった。しかし、結局のところは、またC++(あるいはJavaやC#)での開発に戻らねばな…

リバーシの現状

本を整理している時に1980年代のアスキー誌が出てきて、コンピュータオセロのトーナメント記事を読み返した。当時、Z80で、最強のオセロは森田オセロ。序盤は定石、終盤は8手を完全に読む。中盤がやや弱く、そこを改良していくことが今後の課題とされていた…

ドキュメントスキャナ

そんなわけで、fujituのfi-5110EOX*1を買った。ソフマップで49,800円だった。 価格.comでインターネット通販を使えば42,000円で買えることは知っていたが、私の場合、無茶してすぐ壊しそうだったので、5年保証にしてもらうためにあえてソフマップで買うこと…

本をデジタルデータに

だいぶ処分したけど、まだ書籍が数千冊あるんだ。これが邪魔で仕方ない。 そこで、ドキュメントスキャナで取り込んでしまえって思った。思えば86年の夏にパーソナルユースでGT3000というスキャナが初めて発売された。50dpiで8色。定価は198,000円だった。取…

あの本がタダで!?

「実践CGへの誘い」(絶版本)の寄贈のご案内 http://www.kke.co.jp/product/book_present.htmlもらえるぞ!!いそげ!!!送料は600円前後だそうな。 →めでたく終了したそうな。

web本の紹介コーナー

そんなわけでwebで公開されている本を紹介するコーナーを用意した。 http://www.sun-inet.or.jp/~yaneurao/webbook/みなさんの投稿等、お待ちしてますm(_ _)m

もう時代は超並列言語だぜよってなわけで PICT:π-calculusに基づく言語 の論文(紹介?)で、以下のが秀逸だったので紹介。 http://www.cs.indiana.edu/cgi-bin/techreports/TRNNN.cgi?trnum=TR476それで先日買ったMilnerたんの本*1、さらさらっと軽く読んだけ…